『そんなに側妃を愛しているなら邪魔者のわたしは消えることにします。』はたろによる日本の小説(ライトノベル)作品。「レジーナブックス」(アルファポリス)から発売。
王太子イアンの正妃であるオリエ。だが彼女は夫から愛されず、白い結婚のまま一年が過 ぎ、イアンは側室を迎えた。政略結婚でも、結婚すればお互い寄り添って暮らしていける と思っていた彼女は、世継ぎを産めという国王達の重圧にも耐えきれず、諦めの境地でそ れを受け入れる。イアンと側妃の仲睦まじさを眺めつつ、離宮でひとり静かに日々を過ご すオリエ。彼女は、自分の居場所は王宮にはもはやない、実家に帰って離縁を申し出よう と決意。市井で暮らす貧しい子供達の労働環境を整えようと画策していた。一方、実は イアンは恋心を拗らせていただけで、彼女を心から愛していた。しかしそれはオリエに伝 わらず……!?