『黒髪清楚の冷酷美少女を助けたら、俺と二人きりの時だけデレるようになった件』はぷらぷらによる日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当はぶし。「ブレイブ文庫」(一二三書房)から発売。
元華族・一条家の長男として生まれた高校生の湊はある日、父親から婚約者が決まったと告げられる。 名家の後継ぎである自分に自由なんてない。それは初めから分かりきっていたことだ。 どこか乾いた諦念を抱きながら、湊は父親に言われるがままに見合いの場へと足を運ぶ。 「七瀬家長女の七瀬冷です。これからよろしくお願いいたします、旦那様」 しかしそこにいたのは、同じクラスで冷酷美少女の異名を持つ、七瀬冷だった。 始まる共同生活、冷から向けられる猛烈なアプローチ。 予想だにしなかった状況の数々に戸惑いを覚える湊だったが、 その時間は存外に悪いものではなく、次第に冷との生活に幸福感を感じ始めるのだったーー。