『響空のエレメントバレット』は尼野ゆたかによる日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当はせんむ。「富士見ファンタジア文庫」(富士見書房)から発売。最新刊は2巻
「ついてねえな。こんな足の太いダイコン女に絡まれるなんて」「...あなんですってー!?」旅商人の少女リオナにぶつかってきたのは、辺境のこの街セファルトで「コヨーテ・カンパニー」という何でも屋を営んでいる青年ウィル。だが、街で騒動ばかり起こすウィルたちに仕事を依頼する物好きはおらず、会社は今にも潰れそうな勢いだった。そんなダメダメな彼らを見かねたリオナは、会社の立て直しを買って出るのだが-。商魂たくましき少女と常識知らずのコヨーテどもが奏でる、おマヌケでちょっとだけヴァイオレンスなファンタジー開幕。
「家の物置の鍵を拾ってくれたら、十億エイサム、やる」明らかにヤバイ依頼文にも拘わらず、コヨーテカンパニー社長の青年ウィルは、それを無視できずにやってきた。でもそれはやっぱりワナで、チンピラ達に襲われる羽目に!どうしたものかと迷っていると、社員の少女リオナが助けに来てくれた...と思ったら、「このおバカを置いていくから、あたしだけ見逃してくれない?」おいおい、どうなってんだよ!?とツッコむ間もなく、怪しい男達から逃げる謎のお嬢様も加わって、ますます大賑わいのコヨーテカンパニー。彼らのドタバタは止まることを知らない!今日も今日とてハチャメチャでお送りする魔装紀ファンタジー第二弾。