『紅のトリニティ』は椎名蓮月による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は水月悠。「富士見ファンタジア文庫」(富士見書房)から発売。最新刊は5巻
気弱な少年・若竹有明は幼馴染みの少女・花連と共に、「螺旋師」を育成する学園に入学した。螺旋師とは、世界を脅かす生物兵器-通称「蝕」を駆逐する特別国家公務員なのだが、有明はとある事情から螺旋師になることを拒んでいた。「ならば、あなたは何故、この学園に来たのですか」才色兼備だが、なぜか有明に厳しい先輩にはそう非難され、志高い級友達からは敬遠され、有明は孤立する。だが、ある日、有明は出会ってしまった。己の運命-すべてを共にする相棒である少女と。壊れた世界で戦う少年少女の、学園バトルファンタジー。
世界を脅かす異形「蝕」と戦う「螺旋師」。その候補生である若竹有明は、赤城や吉村、鈴堂らと共に病理研へと向かう。目的はナナ-トリニティであるがゆえに奪われてしまった、大切な存在を取り戻すため。しかし、辿り着いた病理研で待ち受けていたのは、「蝕」にまつわる実験のなれの果て、そして変わり果てた人物との再会だった-!「この子のこと-本当に思い出せないのか?」螺旋であり、人間であり、「蝕」でもあるトリニティ。有明は、再びナナを取り戻すことができるのか!?壊れた世界で戦う、少年少女のワールドエンド・バトルファンタジー完結。