『無気力勇者と知りたがり魔王』は冬木冬樹による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は水月悠。「MF文庫J」(KADOKAWA / メディアファクトリー)から発売。最新刊は3巻
大陸を混沌の渦に陥れた魔王を勇者が退けてから五十年。勇者の孫は周囲に期待されながらも無職をつらぬいていた。しかし世界は戦争の真っただ中。無職でい続けることが許されるはずもなく、ついに就職した先が-『魔王城で魔王教育』。その仕事内容とは、偉そげで平和主義なかわいらしい魔王に『世界は平和だ』と信じ込ませること。「きちんと余と遊ぶのだぞ!余は退屈が嫌いであるからな、余の勇者であるならばそのぐらいはして当然であるぞ!」次世代勇者の仕事は『魔王と遊ぶこと』!?ただし失敗したら世界滅亡-!魔王城日常系ファンタジー。
ユーフェミアを助けのんびり生活に戻った勇者たち。何事もなさすぎてかくれんぼなどして暇をつぶすのだが、平穏はやはり束の間だった。突如出現する『もう一人の魔王』、シィ。彼女の存在が魔王城を混沌の渦に陥れていく。「-今度はシィが、勇者の子供を産む」「おい余の半身!いやもう貴様なんぞ半身ではない!とにかく貴様だ貴様!余の勇者から離れんか!」「や」かくして始まる黒魔王アイアリスvs白魔王シィ。世界の命運、シィが出現した理由、あとついでに勇者の将来やいかに!?無気力系勇者の魔王城ひきこもり型ファンタジー第三弾、開門。