『水のマージナル』は片岡ともによる日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は犬洞あん。「MF文庫J」(KADOKAWA / メディアファクトリー)から発売。最新刊は3巻
水の感情らしきモノを読み取ることが出来る高校生・佳奈子。人の体のほとんどが水から出来ているからか、気づけば佳奈子は人の感情までも読めるようになっていた。小心者な性格から、その不思議な力を自分だけの秘密にしていた佳奈子だったが、夏休みを利用して祖母の生家、カナダはノヴァスコシアの田舎町へと一人行くことに。潮騒の聞こえるその町の海岸で出会ったのは、佳奈子と同じ力を持つ青年・ヒヨリミだった。感情の読めるヒヨリミには隠しごとが出来ない。そんな相手とひと夏の間、一緒に暮らすことになって...?これは澄み切った水のように透明で、優しい物語。
たった二人の女子生徒としてカナダのルアンヌ水産漁業高校に通う加奈子と佐奈。当然のごとく男子生徒の注目を集める二人だったが、ヒヨリミ一筋の加奈子はそんな日々に戸惑いを覚えていた。その頃、クララはミルからマージナルの役割、特別な水「イニシャル」との関係性、そしてついにマージナルの位置が割り出されたことを伝えられる。さらにミルはマージナルに限界が来ていることを示唆し...。ついに明らかになるマージナルの謎。そこに隠された悲しくも切ない物語の正体とは?澄み切った水のように透明で、優しい物語第三弾!