『ふぉっくすている?』は冬木冬樹による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は犬洞あん。「MF文庫J」(KADOKAWA / メディアファクトリー)から発売。最新刊は5巻
ちょっと迂闊な普通の高校生・清原凪の目の前に、白無垢を着た長い金髪の女の子が現れて涙目でにらんでくる。「招待状は確かに送った。正装もこちらで用意している」...凪のせいで縁談が破談したという幼狐の橘が、その恥を雪ぐために凪に自分を娶れというのだ。「貴様のせいでは私は群から追放され生涯を処女で過ごさねばならんのじゃぞ!?」「ちょっ!?」-九尾の狐であることを捨て、いまは律儀に人間をやっている清原凪が「普通の高校生」を続けるには!?第6回新人賞佳作受賞作。
鬼絡みの問題も一段落、と上機嫌の橘。九条が地獄に戻る際「気をつけろ」と言い残したことで一抹の不安を抱く凪。二人のもとにまた奇妙な輩が現れる。九条がいた鬼の組織から狙われているという妖狐の木花だ。橘はしばらくぶりに触れる同族の木花に気をよくして、護衛を引き受けるのだが、人間らしい生活を教えようと先輩ぶって張り切りすぎる。凪はまた新たな厄介ごとになるのではと困惑するのだが...?ほのぼの妖怪スクールコメディ最新刊。