『さようなら運命の人。二日前でまた会いましょう。』は四十万チマによる日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当はNardack。「GA文庫」(SBクリエイティブ)から発売。
愛する彼女のため、そのはずだった。 堕ちるまで、終わらない。 理性を蝕む、廻る“二日間”の幕が開くーー。 死に戻りの力を持つ青年・倉田修純。彼は、恋人の須美琴華を救うため、ループを知るもう一人の少女・津ケ原夜途と二日間を繰り返す。 しかし、何度やり直しても、琴華が死ぬ。逃れられない死の運命に絶望する修純に、夜途の毒が忍び寄る。 「私と一緒に毎日を楽しみましょう。頭を空っぽにして遊びつくすのです」 「須美さんのことなんて私が忘れさせてあげますよ」 琴華は死ぬ。どうせ世界はループする。やり直してしまえば、覚えているのは二人だけ。だったらーー 「ループを続けましょう。そうすれば誰も覚えていませんよ」 ループ×恋愛×サスペンス。甘く、刺激的で、歪な“二日間”が始まる。