『斬光のバーンエルラ』は穂村元による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は千葉サドル。「MF文庫J」(KADOKAWA / メディアファクトリー)から発売。最新刊は4巻
魔法の力、エルラを使う民エルーラン。人の王たちは彼らを迫害しつつも、その力をエルラ機関として生活に取り入れ、繁栄の歴史を築いていた。-そんな時代。バイヨン王国の、とある貧民街で。人とエルーランの間に生まれた少年レネは、ある日突然、暗殺者の少女メイロンの襲撃を受ける。旅の少女、ティナに命を救われるものの、身に覚えのないレネは憤慨するばかり。暗殺の依頼者に会いにいくと決めたレネだったが、旅立ちを前に、母レニアにあるものを託される。それは、煌びやかな装飾がついた、謎の短剣だった-。"バーンエルラの大剣"を巡る馳せし覇道のファンタジー、ここに開幕。
第一王子・第二王子を打倒し、最後の第三王子ギュレイの城下町へと足を踏み入れるレネ一行。城に忍びこみ、捕えられたエルーランたちを逃がそうと奮闘するが、そのとき、隣国ヨルクが侵攻してきたとの一報がはいる。動揺するレネたちの前に現れたのは、かつての姿を取り戻したレネの母、レニアだった。母の言葉で、レネはエルーラン居留地に向かうことを決意する。しかし、大国の影はエルーラン居留地にも迫っていた...。全てに決着をつけるため、レネはバーンエルラの大剣を抜く!人とエルーランをめぐる馳せし覇道のファンタジー、堂々の完結。