『空と月の王』は霜島ケイによる日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当はギンカ。「MF文庫J」(KADOKAWA / メディアファクトリー)から発売。最新刊は2巻
死者の魂を鎮め、土地の浄化を生業とする駆け出しの"鎮魂屋"トキは、"宙に浮かぶ右手"の相棒「タマ」とともに、霊害によって住人が逃げ出しているシンカという街にやってきた。そこで、元気なんだけどどこかはずしている不思議な少女マユと、口を訊かない従者ヒューゴに出会った。マユはご禁制の業を使う"召還師"で、それも腕の良さからお尋ね者になっているのだという。そして、このままでは「この街シンカは神の怒りに触れた土地、イツクラと同じ運命になる」といった。伝説の『マガモノ』とは何か?そして世界の運命は!?実力作家が贈る異世界ファンタジー開幕。
マユに出会って、一緒に旅をするようになった鎮魂屋の少年トキ。しかし召喚師でありお尋ね者のマユには賞金稼ぎの襲撃が絶えない。ある時、2人組の賞金稼ぎが放った毒針によって、ヒューゴが倒れてしまった...!解毒薬を求めて一人でキダニの街へ行ったマユを心配しあとを追ったトキは、マユを逃がすために宣教隊に捕らえられてしまう。だが宣教隊の隊長ナツキから、彼は驚くべきことを告げられた。トキが見る不思議な夢は『神』の声であり、彼は神の地に住むことを許された人間だというのだ。辺境にとどまってマユとともに旅を続けるか、神の地へ行くかの選択をせまられるトキ。彼の決断は?好評異世界ファンタジー第2弾。