『上野駅殺人事件』(うえのえきさつじんじけん)は、西村京太郎の長編推理小説。1985年に光文社から刊行された。
上野駅内勤助役の沼田は、終電が到着した後の駅構内の見回りをしていた際、浮浪者の一人が死んでいるのを見つけ、救急車で病院へ運ぶ。死因は青酸中毒、沼田はk病院の仁科医師を通じて警察に通報した。十津川警部と亀井刑事が捜査に当たるが、誰が何のためにやったのかもわからないままに第2の殺人が発生、この殺人も青酸中毒死であった。分かったのは犯人が日本酒、ウイスキーに青酸液を混ぜて被害者に渡したことと、黒いコートを着ていたことだけ、そうこうしている内に第3の殺人が発生してしまった。