『十津川警部 雪と戦う』は西村京太郎による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は安彦勝博,中野和彦。「C★NOVELS」(中央公論新社)から発売。
轟音が伊豆の晩秋を切り裂いた。何者かが旧天城トンネルを爆破したのだ。後日、犯人を目撃した東京の女子大生が刺殺され、湯沢のスキー場でゴンドラが爆発。一連の事件を大型犯罪の予行演習と推理し、亀井刑事を伴って粉雪舞う越後湯沢に急行した十津川警部を待っていたのは、JRと道路公団に届いた犯行予告だった。4億円を払わなければ、クリスマス当日に大清水トンネルと関越トンネルを爆破するというのだ。十津川警部は雪を血で染める大惨事を阻止することが出来るのか? そして犯人の目的は?