『自殺するには向かない季節』は海老名龍人による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は椎名 優。「講談社ラノベ文庫」(講談社)から発売。
永瀬はある朝、同じクラスの生徒、雨宮翼が列車に飛び込む瞬間を目撃してしまう。なぜ死を選ぶのかその理由を考えるが答えは出ない。そんな永瀬に、友人の深井から蝶は羽ばたかないという言葉とともにあるカプセルを渡される。それはとても小さなタイムマシンであり、バタフライ効果の根源に作用するという。半信半疑ながらその日の夜にカプセルを飲んだ永瀬が目覚めると――二週間以上も過去に戻っていた! そして永瀬は、雨宮と雨の屋上で出会う。会話の流れで、彼女の希望を知っていることがばれた永瀬は、希望の実現――自殺の方法を調べることを手伝うことになり――!青春を鮮烈な筆致で描く、受賞作が登場!