『理想のヒモ生活』(りそうのヒモせいかつ)は、渡辺恒彦による日本のライトノベル。オンライン小説として『小説家になろう』にて2011年6月より連載され、書籍版がヒーロー文庫(主婦の友社→イマジカインフォス)より2012年9月から刊行されている。イラストは文倉十が担当している。2025年6月時点で電子版を含めたシリーズ累計部数は540万部を突破している。
山井善治郎は、現代日本を生きる若手サラリーマン。ある日の朝。善治郎は突然、恐竜が闊歩する亜熱帯の異世界-カープァ王国に召喚されてしまう。召喚したのはカープァ王国女王、アウラ一世。善治郎を召喚した女王アウラは、善治郎に「自分と結婚して、こちらの世界で暮らして欲しい」と申し出る。理由は、善治郎が『百五十年前、異世界に愛の逃避行を図ったカープァ王族の末裔』だから。国内の貴族にも、王家の血を引く婚約者候補はいるのだが、彼等を婿に迎えれば、『男尊女卑』の毛色が強いカープァ王国では、女王と王配の間で権力闘争が起きる可能性が高い。そのため、善治郎に求められることは「できるだけ、何もやらないこと」...!?。「小説家になろう」総合ランキング第1位書籍化。