『ファイブリア』は友野詳,安田均による日本の小説(ライトノベル)作品。「角川スニーカー文庫」(KADOKAWA)から発売。最新刊は10巻
舞台となる世界ファイブリアは、伏せた皿状の平面的な世界であり、ファイブリアを創り出した創造神によって下から支えられる形で宇宙に浮かんでいる。皿といっても極めて大きなものであるため、大陸や海のある地上から底辺まではそれなりの距離があり、その中に地底世界クリュオや悪魔たちのすむ暗黒界が存在している。世界の遥か上部には、星や世界を支える紐が吊るしてある「宇宙天井」があり、下部には混沌とした未分化のエネルギーや物質がたゆたう「宇宙海面」がある。ただし、以上の世界図はあくまで神(および読者)の視点によるものであり、ファイブリアの住人がこれらの状況を完全に把握しているわけではない。ある時期に、世界全体が大きく傾くという大異変が生じたことがあり、この状態の世界を「ティルト・ワールド」とも称する。