『ドラゴンマーク』は友野詳による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当はK2商会。「富士見ファンタジア文庫」(富士見書房)から発売。最新刊は6巻
「リアナぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」彼は絶叫した。自分を見つめてくれた彼女の瞳が、まばゆい輝きに飲み込まれるのを目にしながら。そして、彼もまた、その無の輝きに包まれていった-。最愛の人を、そして故郷すらも失った有翼人の騎士、アルト・スカイバース。高校生、高嶺在人が夢の中で体験したのは、一人の戦士、一つの世界の壮絶な最期-それはあくまで夢であるはずだった。しかし、彼は気づかなかった。肉体を失いながら、なおも戦う意志を持った魂が、自分の裡に宿ったことを。その魂が目ざめたとき、自分が、時空を超えた過酷な戦いに導かれることを。"600万部の男"友野詳が贈る、あらたな冒険世界、ここにスタート。
「亮ちゃんは裏切りなんかしない!」"紅い鴉"とともに時空の彼方へと消えた幼なじみの少女、亮子を追うべく、在人は手がかりを捜し求めていた。手がかりとは、かつて戦い、別の異世界へと逃亡した二人の女。時空を自由に渡る術に必要なものを、彼女たちが持っているはずだった。女たちを追って、在人たちは大航海時代によく似た並行世界へと飛ぶ。だがそこには、亮子と"紅い鴉"の姿もあった。彼女たちの求めるもの、それはディーヴァの謎を解く鍵だった-。"600万部の男"友野詳が描く時空を超えた戦いの物語。交錯する少年と少女の想いは、一体どこへと向かうのか-。