『僕は君に、10年分の『 』を伝えたい。』は天野アタルによる日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当はふすい。
「誰、ですか......あなた......」叩きつけるような豪雨の日、僕の彼女、美鶴の記憶がなくなった。しかも、失った記憶は――3年。それは、ただの3年ではなく、僕たちが出会い、関係を積み重ねてきた大切な時間だった。僕を知らない美鶴とどう接すればいいのか? 僕たちはまた関係をやり直せるのか?混乱しながらも彼女を支えようと決めた最中、美鶴には僕と出会う前から心に残っている人がいると知り――。