『タイタニア』は、田中芳樹の長編スペースオペラ小説。またこれを原作とするアニメ、漫画の関連作品。
広大な宇宙に進出した人類は多数の星間国家を築いたが、その大半は実質的にタイタニア一族の支配下にあった。星暦446年、宇宙都市国家エウリヤはある権益を巡るトラブルからタイタニアの攻撃を受けるが、タイタニア五家族当主の一人アリアバート公爵率いる強大な宇宙艦隊を、意外にも撃退してしまう。だが、タイタニアを破った司令官ファン・ヒューリックは、タイタニアとの裏交渉を画策していた市長の忌避を買ってエウリヤを追われる。ファン・ヒューリックを迎え入れるか、さもなくば抹殺しようとするタイタニア、反タイタニア勢力の双方による争奪の末、ファン・ヒューリックは宇宙海賊「流星旗軍(ブレイズ・フラッグ)」の一派の中核としてタイタニアと戦うことになる。ファン・ヒューリック一党はタイタニア一族のアルセス伯爵を殺害し、その兄で五家族当主の一人ザーリッシュ公爵の艦隊を惑星バルガシュで壊滅させた上、ザーリッシュその人も殺害する。さらに、アリアバートとの再戦でもこれを討ち破る。