魔界本紀

『魔界本紀』は茂木 鈴による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当はlack。「レジェンドノベルス」(講談社)から発売。最新刊は2巻

元日本人の青年が、オーガ族として魔界に転生した。その名をゴーラン。魔界は現在、あちこちで戦争が勃発し、下克上上等の大戦国時代を迎えていた。加えて、魔界の住民は脳筋な奴らばかりで、特に謙遜を重んじる日本人には生きにくい世界だ。なにしろ、魔界の住民ときたら半歩下がると2歩踏み込んでくるやつらしかいない。ゴーランは転生前の境遇により多くの武術を習っていた。さらに、武術以外にも多くの習い事をしていたので、カオスな魔界でもゴーランは単なる脳筋には遅れを取らず、かつ常に理知的であり、論理的思考と行動を実践できた。下克上(決闘)を申し込まれても並みのやつらなら負けることはない。魔界の軍団長・ネヒョルはそんなゴーランに一目置き、要職に就かせる。軽いノリで就かされた部隊長の座だったが、それはゴーランにとって長い長い「下克上ライフ」の始まりに過ぎなかった。オーガとして魔界に転生した現代日本人が、己の頭脳と腕っぷしで出世街道を驀進する、少年マンガ的激アツ下剋上物語!

弱肉強食、毎日が世紀末な魔界にオーガ族として転生した元日本人、ゴーラン。本来は肉の壁としてしか使われない脳筋種族ながら、転生前の記憶を持つゴーランは周囲に「知略に長けたオーガ族だ」と一目置かれ、小魔王国メルヴィスで次第に成り上がりつつある。そんな折、気まぐれで掴みどころのないヴァンパイア族の軍団長・ネヒョルがメルヴィスの支配の系譜から姿を消した。実力者の突然の離反である。混乱に陥るゴーランやファルネーゼ将軍らに、三百年まえの厄災を語り始めたのは、魔王国トラルザードの使いとして来ていたメラルダ将軍だった。かつて周辺国で暴虐の限りを尽くし、数多の町を滅ぼした集団『ワイルドハント』の頭目も、ネヒョルという名であったというのだ――消えたネヒョルの狙いは何なのか。小国メルヴィスを併呑せんと次々攻め込む周辺国への対応策は――取り組むべき問題が山積しているというのに、オーガ族の村には伝染病の兆しまで現れ――!?鬼の身体に知性と戦闘狂の魂を宿した戦士・ゴーランの骨太魔界戦記、勢い止まらぬ第2巻登場!

 ▼ 情報(Information)
著者茂木 鈴
イラストlack
出版講談社
レーベルレジェンドノベルス
刊行期間2019年09月07日(1巻発売)
ISBN(1巻)9784065163962
ISBN(2巻)9784065183229
最新刊2巻
 ▼ 言語(Language)
Japanesemakaihongi
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