チヨダク王国ジャッジメント

ゲームが好きな普通の高校生アクトがある日、裁判官をしている姉のツカサと共に召喚された異世界は......日本文化を模倣する“チヨダク王国”!? ゆるふわ王女のエクスタシアからこの国の民を正しくお裁きする裁判官になってほしいと請われるアクトたち。難題となっていた殺人罪に問われる勇者の裁判を依頼されたことから、アクトは世俗に疎かった姉の補佐官を務めることになるのだが――! 第16回MF文庫Jライトノベル新人賞《最優秀賞》受賞作、厳粛に、開廷!!

チヨダク王国の裁判官になったツカサと補佐官になったアクト。ある日、王女エクスタシアがかつて召喚したビルが倒壊して死傷者が出てしまう。神官長が王女の責任を追及すると同時に日本の文化や法律を非難し、アクトやツカサたちの糾弾も始める。エクスタシアを信愛するシロは王女弾劾とも言える裁判を受け入れることができず、妨害まがいの行為でツカサから退廷を命じられてしまった。みんながバラバラになりそうな状況のなか、アクトは神官長の言葉に違和感を覚えて調査を始めるのだが、その背後にはツカサが裁くと宣言した「神」を狂信する組織の本性に辿り着き――? 異世界最高裁判ファンタジー、ここに再び開廷!