『幼なじみが妹だった景山北斗の、哀と愛。』は野村美月による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当はへちま。「ガガガ文庫」(小学館)から発売。
ほくちゃん、わたし、幸せだよ。 わたしは、ほくちゃんがいればいいんだよ。相思相愛の幼なじみがいるのに、美人で変わり者の上級生冴音子とつきあいはじめた高校生の北斗。小学生の頃に出会い、あたたかな時間を一緒に重ねてきた幼なじみの春は、北斗の実の妹だった。そのことを隠したまま、北斗は春を遠ざけようとする。小さな春。泣き虫の春。怖がりの春。世界で一番大切で守りたい女の子が血の繋がった妹だという現実に、苦しむ北斗。そんな北斗を一途に恋する春。二人が辿り着く結末とは――『“文学少女”シリーズ』でおなじみ野村美月先生の青春シリーズ第二弾。