『拝み屋念珠怪談 奈落の女』は郷内 心瞳による日本の小説(ライトノベル)作品。「角川ホラー文庫」(KADOKAWA)から発売。
拝み屋・郷内の思いつきから始まった、かつての相談者・裕木真希乃による怪談蒐集。それは怪談を聞き得た相手から新たな語り手を紹介してもらい、取材の線をつなげていく、言わば「念珠怪談」といえるものだった。200話にも及ぶ怪談実話に感嘆する郷内だったが、取り憑かれるように読み進めていくうちに、ある恐ろしい事実に気づく。いくつもの怪談に繰り返し登場するおぞましい女の影......そして再び郷内の前に現われる、郷内のタルパ「加奈江」の存在とは。決して逃れられない漆黒の奈落へと引きずり込まれる、「拝み屋念珠怪談」シリーズ戦慄の第2弾。