勇者に期待した僕がバカでした

『勇者に期待した僕がバカでした』はハマカズシによる日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当はIxy。「ガガガ文庫」(小学館)から発売。最新刊は3巻

正直、勇者より魔王軍の方が大変そうだよね 「一体こいつはどうやって冒険をしようというのか! もう勘弁ならんぞ!」「落ち着いて。僕たちが根気よく勇者を育てていくしかないんじゃない?」30年ぶりに現れた勇者を前にして、魔王軍は大混乱。そいつは伝説の武器を前に平然とこん棒を選択するような、ただのバカ。次々と奇跡的な愚行を繰り返すダメ勇者。そんな勇者を目の前に、魔王軍は絶望の淵に立っていたのだ。モンスターは勇者に倒される事で、より優秀なモンスターへと転生する。彼らは勇者を育成し、旅を盛り上げ最後に倒されることを夢見て過ごす。それが彼らの仕事であり、人間との間に結ばれた秘密裏の決め事なのだ。――たとえ勇者がどんなにバカであったとしても。だから、魔王軍だって楽じゃない。選んだ勇者のバカさ加減を棚にあげ「コレじゃ勇者が育たないよ! 職務怠慢じゃないの?」とクレームをくれる人間サイドのお偉いさん。天才的なダメっぷりで、どれだけイージーな状況も覆すミラクル勇者。きわめつけに、新入りモンスターのうっかりミス。それでも文句は言ってられない。嗚呼、仕事ってなんだろう......。第10回小学館ライトノベル大賞審査員特別賞受賞のファンタジー社畜コメディ!! 【編集担当からのおすすめ情報】 『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の著者・渡航氏をゲスト審査員に迎えた、第10回小学館ライトノベル大賞。その講評で「とにかくそのバカバカしくもくだらない筆致が俺好み」という賛辞を受けると共に審査員特別賞を受賞。バカな勇者に振りまわされる魔王軍の奮闘と、バカバカしくも愛おしいモンスターたちの掛け合いが見所!

モンスターたちの生きる意味。それは――。 新たな勇者戦がはじまっていた。再び担当魔王軍となったゴルディアス軍は、エルブランコを責任者として任命し、事にあたっていた。しかし、そこでエルブランコはとんでもないスキャンダルに巻き込まれる。ホテルの前で週刊誌に撮られた勇者との密会写真。それを発端に勇者戦は打ち切り。ゴルディアス軍は解散にまで追い込まれることになった。悲嘆に暮れるエルブランコ。スラムに消えるエルブランコ。自分を捨てて、第2の人生を歩み始めたエルブランコ。そんな彼の元に、かつての部下・ウニベルがやってくる。スキャンダルの本当の意味。勇者協会と人間という闇が孕んだ、汚い手段。エルブランコは矮小な自分を見つめ直し、再び立ち上がる。それでゴルディアス軍が元に戻るわけでは無いことを知りながら......。働くなんて辛いこと。それでも、過ごした時間は確かに自分が歩いた道。だから、それが失敗だったとしても、やってきたことを否定なんてしなくていいじゃないか。自分が自分を認めなくて、誰が認めてくれるんだ。あらゆる理不尽をはねのけろ! ファンタジー社畜コメディ完結編。――社蓄はついに、答えを見つける。

 ▼ 情報(Information)
著者ハマカズシ
イラストIxy
出版小学館
レーベルガガガ文庫
刊行期間2016年05月02日(1巻発売)
ISBN(1巻)9784094516166
ISBN(3巻)9784094516678
最新刊3巻
 ▼ 言語(Language)
Japaneseyuushanikitaishitabokugabakadeshita
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