『異界探偵 班目ザムザの怪事件簿』は蒼月海里による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は相葉キョウコ。「小学館文庫キャラブン!」(小学館)から発売。
探偵の相棒はーー異界から召喚されし者。
世界は不思議なことで溢れている。そもそもこの世界の外ーー異界から訪れる不思議すらある。「異界探偵」を名乗る班目三六三(まだらめザムザ)の仕事は、その異界からの干渉と思しき事件を解決することだ。依頼人は多種多様、報酬も高額からタダ働きまでさまざまで、実に不安定かつ怪しげな仕事である。それでも飄々と仕事をこなすのは、ザムザの性格に依るところも大きい。なにしろ東京のど真ん中、中央区日本橋という一等地に事務所を構えながら、営業日は気まぐれ。看板も出さず宣伝もせず、紹介や行きがかりで飄々と仕事を回しているのだから。
さて、ザムザには相棒がいる。式守九十九(しきもりツクモ)という名の、ザムザの旧い友人によく似た外見をもつ青年だが、異界から来訪者ーーつまり人外である。一部では《異邦神》などと呼ばれる、人智を超えた存在だった。
「おれはザムザの味方。だって、ザムザがおれを召喚してくれたんだから」
愛想と見目のよさとは裏腹に、ツクモは無邪気に残虐で得体がしれない。毒にも薬にもなる厄介な相棒を従えた探偵ザムザの調査が始まる。痛快オカルトミステリー!
▼ 言語(Language) |
Japanese | : | ikaitantei madaramezamuzano kaijikenbo |
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