『怪談売りは笑う』は蒼月 海里による日本の小説(ライトノベル)作品。「角川ホラー文庫」(KADOKAWA)から発売。
ライターの藤崎俊一はある男を追っていた。その男ーー怪談売りは、どこからともなく現れては『怪談あります』というのぼりを立て、路上販売の格好をしているという。古本の形をした商品は、怪談そのもの。買えばそこに書かれた怪異に見舞われ、売れば見舞われなくなるので、様々な事情を抱えた者たちが夜な夜な彼のもとを訪れる。彼はいったい何者なのか、その目的とはーー。人間の闇と欲望に切り込む、一話完結の人間ドラマ! 序 怪談を売る男 第一話 精螻蛄の書 第二話 餓鬼の書 第三話 雲外鏡の書 第四話 文車妖妃の書