『華舞鬼町おばけ写真館 消えた臨港線と缶入りドロップ』は蒼月 海里による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は六七質。「角川ホラー文庫」(KADOKAWA)から発売。
祖父の形見のカメラは異能の力を持っていた。過去の不思議な風景を映し出したり、華舞鬼町という境界へ行くことができた。しかしそれを壊してからは、異界の住民の力を借りないと移動出来なくなっていた。しかし、姉の一言で自分を信じ道祖神を祀る庚申塚で、華舞鬼町へ行くことができた那由多は、自分に少しだけ自信が持てた気がした。狭間堂のギャラリーでは那由多の写真が話題になっていた。そこには、かつて遭遇した旧玉電の化身である老紳士の玉さんがいた。彼は那由多に失われた路線の写真を新しいカメラで撮ってきてほしいと、那由多に依頼する。それはの港湾地区にある臨港線という廃線だった。