『シークレット・ハニー』は深見真によるライトノベル作品。富士見ファンタジア文庫(富士見書房)より刊行。イラストはしゅがすくが担当。千葉県船橋市を主な舞台とした「ハニートラップ&アクション」作品。著者によると「初めて書いた王道ラブコメ」とのこと。
-男だったら、一度は世界を救ってみたいものである。そんなことをぼんやりと考えるごく平凡な男子高校生・五十六のもとにある日、キャサリン・涼音という美少女がホームステイとしてやってくる。五十六と親密になるために、不自然さ全開で迫ってくる涼音から逃げ回っていると、今度はバイト先でまた別の美少女・ターニャが近づいてきた...。突然の不可解なモテ期に困惑する五十六。実は彼は、スーパーコンピューター『フロンティア』に「世界崩壊の引き金になる」と予言されていて-。ターゲットの秘密を調査するべく、美しきエージェントたちが五十六に接近する、ハニートラップ&アクションが堂々開幕。
スーパーコンピューター『フロンティア』が「世界の危機に関わる」と予言した高校生・飯田五十六の周りには、アメリカCIAのキャスリン・涼音、ロシアSVRのターニャ、中国国家安全部の李一青といった各国の諜報員たちが張りついている。そんな中、一人の少女が新たに船橋へとやって来る。彼女の名はレイチェル・マコーマック。イギリス情報局・秘密情報部SISのスーパーエースで、『00ナンバー』で呼ばれていたある伝説のスパイの孫娘だ。他国に出遅れたレイチェルだが、彼女は自分が五十六と結ばれるという確信を持っていて-。体育祭の裏側で"特殊能力者"をめぐる戦いが始まる。