『未確認未来少女』はサイトウケンジによる日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当はしゅがすく。「ガガガ文庫」(小学館)から発売。
未来視の少年×未来人の少女 多分、俺の席には未来人が座っていた。数年前、不可解な現象に巻き込まれた果瀬春太郎(はせ・しゅんたろう)は、少し先の未来を見る力を得た。その原因を知るために、未来型不可能事件(フィラデルフィア)と呼ばれる、いわゆるオカルトや都市伝説的な現象を調べる日々。そんなある日、春太郎の目の前に、昨日まで存在していなかった少女が現れた。だが、クラスメイトの誰もがその違和感に気が付いていない。東冬海(あずま・ふゆみ)と名乗ったその少女は、記憶のほとんどを失っていたが、特定の技術に関する知識を覚えていた。それは、現代科学では証明しようがない超技術。そして、春太郎のもつ未来を見る力は、未来においてはある程度一般的な技術だったことが明かされる。春太郎は自分の力の原因を知るため、冬海は春太郎の能力にもとの世界へと帰れる希望を見出して、二人は様々な不可思議現象を調査していく。だが、特異点でしかない冬海の存在は、望まぬうちにハプニングを巻き起こし......。春太郎は究極の二択を迫られる......。『トリニティセブン』『101番目の百物語』のサイトウケンジが送る、新感覚オカルティックエンタメ始動!