『妖怪寺縁起 星空のエピタフ』は冴木忍による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は田沼雄一郎。「富士見ファンタジア文庫」(富士見書房)から発売。最新刊は2巻
秩父市街地のはずれにある小さな山寺。人はそこを「妖怪寺」と呼ぶ...。「まったく、いくら妖怪寺だからってあんまりじゃねぇか?」妖怪寺の住職の孫、望月蔵人は突然、寺の御本尊に襲いかかられた。その目は赤く燃え、敵意や憎悪が見てとれた。しかし、蔵人には憎まれる覚えがまったくなかったのだ。御本尊はただの仏像とは思えぬ俊敏な動きを見せ蔵人に迫る。そして、中からのミイラが現われた-。なぜ御本尊の中にのミイラが。の正体とはいったい...。かくして、蔵人ととの壮絶な闘いが幕を開けた。月刊ドラゴンマガジン誌上で大好評を得たファンタスティック伝奇アクション、遂に文庫で登場。
「我々は同じ一族だ」謎の言葉を残しは去った。敵だと思っていた、そしてが蔵人と同じ一族?いくら自分が妖怪寺の住職の孫とはいえ、そんな話は聞いていない。蔵人の胸中に複雑な思いがよぎる。そんな時、を破壊しようとした和馬めがけ、から怪光線が迸った。彼を庇った仁巳は大怪我を負ってしまう。とはやはりの武器なのか?蔵人達の行手に巨大な謎が立ち塞がる-。傷を負った仁巳を残し、蔵人、多輝、和馬の三人は、に導かれ四国へと向った。すべての謎が、いま解き明かされようとしていた...。好評のファンタスティック伝奇ニューウェーブ「星空のエピタフ」、いよいよ佳境へ。