『真・聖竜伝』は冴木忍による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は森田柚花。「富士見ファンタジア文庫」(富士見書房)から発売。最新刊は2巻
竜の眠る大地。かつて黒の竜王の力を手に入れようとした男がいた...。古代遺跡に眠るその力をめぐって起こった激しい闘い。それを防ぐために、一人の少年は消息を絶った。あの事件から、二年。小さな白い神竜-ソル。神殿で巫女として生きる少女-ファナ。王城で、経理担当として生きる青年-ラトキス。彼らは、ともに旅をした少年のことに思いを馳せる。彼の名は、シン。彼を取り戻すために、かつての仲間たちは集い旅にでる。その向こうに待ち受ける冒険とは、果たして!?冴木忍が描く、壮大なるファンタジー、堂々の再開。
「ファナ。ラトキスは見つかる。絶対に見つけるんだ」シンは強い決意を胸に秘め、拳を握った。皇帝の血を唯一受け継ぐ存在として、故国レシェク帝国へと拉致されてしまったラトキス。仲間を助けるために旅立った、竜と心を通わす少年シンと神官見習いの少女ファナ。そして、行動を共にする神竜のソル。彼らは、死の空気に覆われ、廃墟と化した辺境の街を訪れるのだが...。目覚め始める神竜の力。そして、その力を受け継ぐ竜族に隠された謎とは!?新たなる力をめぐって蠢く勢力。シンはラトキスを奪還できるのか?冴木忍が描く、竜をめぐる物語。ここに完結。