『Xの魔王』は伊都工平による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は万国あゆや。「MF文庫J」(KADOKAWA / メディアファクトリー)から発売。最新刊は3巻
封印されし魔王ミトラスが復活した時代。勇者アティスは魔王の城に単身乗り込み、『盾の聖女』と謳われるフェシナス王国カルセ王女は、彼を守るため城外での戦いに挑む。しかし彼女が見守る中、閃光とともに城は崩壊。勇者と魔王は姿を消した-。それから一年後。ふたたび平和が戻った世界で、カルセ王女は勇者アティスの姿を見たという噂を耳にする。その真偽を確かめるべく一人旅立ったカルセは、ついにアティスと再会した。しかし彼の様子はどこかおかしい。その瞳に輝く銀光の十字は、魔王の証そのものだった...!?魔王×王女×勇者が織り成す本格ファンタジー。
フェシナス王国王女として公務に復帰したカルセ。彼女は任務で地方に赴いている勇者アティスのことを思いつつも、ともに王都で公務をこなす魔王ミトラスのことが少しずつ気になり始めていた。一方、魔王ミトラスは、モテモテになった姿を見せつけ、改めてカルセに自分を認めさせるため、温泉療養地トゥールに「ハーレムを作る」と言い出す。婚約者であるアティスと仲間であるミトラス、ふたりの間で揺れ動くカルセの心。だが「世界の敵」たる存在・V(クインタス)が、魔物を率い、ついに進軍を始める-。魔王×王女×勇者のトライアングルファンタジー、風雲急を告げる第三巻。