『ソラにウサギがのぼるころ』は平坂読による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は湊ヒロム。「MF文庫J」(KADOKAWA / メディアファクトリー)から発売。最新刊は4巻
「とある事情」により親元を離れ一人暮らしをしている霧村聖司は、彼をモノにしようと強引に迫ってくるクラスメイトの冬木陽子をはじめ、悪友や美少女たちに囲まれながら、それでもどうにか「ごく普通の日常」を送っていた。そんな彼の前に突然、ドレス姿の女の子が降ってくる。幼くも美しい、ユウと名乗る自称「吸血鬼」の彼女は、千年前に死に別れた恋人の転生を探しているという。ただの妄想かと思いきや、ユウを連れ戻そうと謎のウサギ執事や腹黒メイドまでやってきて、聖司の日常は否応なしに「非日常"ラブコメ"」へと塗り替えられていく-。平坂読が贈るストレンジ・トライアングル・ラブコメディ、ここに開幕。
「とある事情」により親元を離れた子供たちが暮らす学園都市、夜光市。聖司や陽子が通う夕月学園では武闘大会と学園祭と夏祭りがごっちゃになったようなイベント「赤月祭」が行われている最中だ。祭りのスタッフを務める聖司はもちろん、成り行きから演劇部に参加することになったユウ、武術トーナメントに出る久遠くおんや御厨も、それぞれがイベントを満喫。謎めいた美少女・菖蒲も乱入して、赤月祭が大いに盛り上がるなか、ユウと陽子、陽子と聖司、藤堂とくおん、御厨と芙深の仲も進展(?)し、聖司の気持ちも少しずつ変わっていく。一方、祭りに乗じて潜入した者たちが動き始めて...!?「赤月祭」編、後編登場。