『天牢都市〈セフィロト〉』は秋月煌介による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当はぴょん吉。「MF文庫J」(KADOKAWA / メディアファクトリー)から発売。最新刊は2巻
「世界は概ねクソったれであると理解している」十の浮遊する都市、セフィラが人々にとっての世界の全てだった。かつて親友のリアと共に自作飛行機の事故で空から落ちた少年、カイル。彼は下層セフィラ、イェソドにある酒場の用心棒として生計を立てていた。そんな彼の前に、空から一人の少女、ヴィータが落ちてくる。世界の本質に干渉しその在り方を《再定戯》する力“定戯式”を駆使して少女を救ったその時、彼の日常は一変する! 第11回MF文庫Jライトノベル新人賞佳作受賞作、世界を賭して空を翔けるボーイミーツガール、堂々開幕! 「カイはなにをしたい? なにを手に入れるために飛ぶ?」
〈天の梯子〉を狙った襲撃事件から一ヶ月。カイルとヴィータは変わらずアイリーンの酒場で賑やかな日々を過ごしていたが、そこにやってきたのは教会に所属する脳筋槍騎士のセレスティナ、そして研究員シャレーナの二人だった。彼女たちが下層に降りてきた理由は、上層セフィラの一つ、ケセドが徐々に下降していて、このままでは下層セフィラのいずれかに衝突する恐れがあると言う。なりゆきでカイルたちも調査に協力することになるが、再び、十の浮遊都市の存亡を賭けた大きな陰謀に呑みこまれていく......。第11回MF文庫Jライトノベル新人賞佳作受賞作、待望の第二巻!