『拝啓、最果ての勇者様へ』は三萩 せんやによる日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は三弥カズトモ。「角川スニーカー文庫」(KADOKAWA)から発売。
人と魔族の戦争が終結し四年。ポストマンとして働く"最後の勇者候補"アルノスは、人里で傷ついた竜王の娘エリヤを助手としてかくまう。「あなたと一緒なら、いつか本当に平和な世界を見られるって思うんだ」エリヤと巡る配達の旅で出会うのは、魔族の孤児院を営む元勇者、エルフの騎士とオークの恋路......歩み寄りつつある人魔の姿を通じ、絆を深めていく二人。一方で、アルノスは課された密命――『魔王軍の残党討伐』に揺れ動いていた。生きる意味を探す人の少年と、平和を夢見る魔の少女。すれ違いながらも惹かれ合う、果てなきトラベルファンタジー。