『小娘オーバードライブ』(こむすめおーばーどらいぶ)とは、笹本祐一作のSF小説。刊行は角川スニーカー文庫(角川書店)。イラストはむっちりむうにい。
練馬区に住む高校2年生の坂井美帆は夏休みのバイトを探していたところ、町内会の掲示板に『正義の味方募集、時給五〇〇円』のポスターをみつけ、自宅に近いという理由で小石川研究所の「第一回正義の味方選出オーディション大会」を受ける。所長の小石川のぼるの「空も飛べず超能力もない普通人が正義の味方になる」というコンセプトに見事に合致した美帆は同級生のお嬢様・綾乃小路麗香らを退けて採用されることになった。美帆はのぼるが開発した銀色のパワード・プロテクターを装着して「正義の味方」として活動を始めることになるのだが、美帆をライバル視する麗香やのぼるの旧友・京志郎、更にのぼるとその研究を狙う勢力などを巻き込んで様々な事件と対峙する事になる。