『八分の一の巫女 楠壮里巫八犬伝』は御木 宏美による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は上條 ロロ。「ポルタ文庫」(新紀元社)から発売。
法律を学ぶ大学一年生の青蘭の前に、突然現れた直垂姿の男。巨大な獣の背に乗る彼は、青蘭に告げた。「お迎えにあがりました、里の巫女様」。男は青蘭をさらうようにして獣に乗せ、そのまま夜の海へと飛び込み─気づけばそこは見知らぬ場所。そして青蘭は、人々が異形のものに襲われるという恐ろしい光景を見てしまう。 平安時代に似た異世界で、選ばれし八人の巫女のひとりとして「下総国の光の宮」を護ることになった青蘭。男は悌哉と名乗り、人獣の荘助とともに青蘭に仕えるという。同じ境遇の巫女から、二度と元の世界に戻れないと言われた青蘭は......!?