『偽聖女にされた令嬢はそれでも全てを救いたい』はアルトによる日本の小説(ライトノベル)作品。「アルファポリス文庫」(アルファポリス)から発売。
『聖女』として生きた前世を持つ、転生令嬢ミレア。奇しくも今生でも『聖女』の地位を与えられた彼女は、人助けこそが己の道だと自負し、弱者救済に精を出す。その傍らで、王国全土を覆う結界を密かに張り続け、人知れず、魔物の脅威から人々を守っていた。しかしある時、婚約者である王太子から『偽聖女』と糾弾され、挙句の果てに婚約まで破棄。さらに、長年結界を張り続けた無茶が祟って倒れてしまう。だが、それぐらいで挫けるミレアではない。今度は別の地で人助けをするだけだと言ってのけ、周囲を驚かせる。そんな折、ミレアが倒れた影響で結界が綻び、魔物の侵入が発生! 魔物との戦いの最前線である辺境へ、彼女は急ぎ向かうのだが――。一方、王都では王太子が不穏な動きを見せる。実は一連の『偽聖女』騒動には裏があり、王国全体を巻き込む、恐ろしい計画が動き出そうとしていた!