『でえれえ、やっちもねえ』は岩井 志麻子による日本の小説(ライトノベル)作品。「角川ホラー文庫」(KADOKAWA)から発売。
コレラが大流行する明治の岡山で、家族を喪った少女・ノリ。ある日、日清戦争に出征しているはずの恋人と再会し、契りを交わすが、それは恋人の姿をした別の何かだった。そしてノリが生んだ異形の赤子は、やがて周囲に人知を超える怪異をもたらしはじめ......(「でえれえ、やっちもねえ」)。江戸、明治、大正、昭和。異なる時代を舞台に繰り広げられる妖しく陰惨な4つの怪異譚。あの『ぼっけえ、きょうてえ』の恐怖が蘇る。