『鳥葬-まだ人間じゃない-』は江波光則による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当はくまおり純。「ガガガ文庫」(小学館)から発売。
少年達は「殺人」という過去に振り回される 幼なじみが死んだ。ラブホテルで。首を吊って......。他殺か? 自殺か? 事件の前日、死ぬ間際の八尋から送られた「過去に殺される」というメール。ある日届いた、「次はお前を殺す」という謎のメッセージ。八尋がインターネット上で自慢した「殺人」という偽りの記憶。主人公・陵司は、八尋の葬式で再会した旧友・桜香と共に、事件の真相を探り始める。かつて「殺人」を犯した陵司の過去を、自分の過去のように振り回し続けた八尋を襲ったものの正体は?八尋の死が、「殺人」以降関わりを絶っていた5人の少年少女を再び結びつける。......一体、誰が、八尋を?『ストレンジボイス』『パニッシュメント』『ペイルライダー』の学園三部作にて根強い人気を誇る、鬼才・江波光則が新たに送る、青春群像ミステリ! 乞う! ご期待!――あのとき、俺たちはまだ、人間ですらなかった。