『辺境の村の英雄、42歳にして初めて村を出る』は岡本 剛也による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は桧野 ひなこ。「MFブックス」(KADOKAWA)から発売。
魔王領と王国の間に位置するフーロ村は、魔王軍が王国を攻める際の唯一の通り道となっているため、村人たちは常に魔物と戦っていた。 そんな村人の一人で、四十二歳のおじさんグレアムは、魔王軍の進行を一度でも食い止めれば勇者と呼ばれる偉業を、これまで五度も行ってきた。 本来であれば、国の英雄と称されるグレアムだが、王国は地図にも存在しないフーロ村のことなど何一つ把握していなかった。 そして、彼自身も己の強さを知る由もなかった。 ある日、五度目の戦いで片腕を失ったグレアムは、皆の足手まといになってしまうと悟り村を出る。 やがて王国の冒険者として第二の人生を歩み始めた彼は、おっさんだと馬鹿にされるが尋常ではない強さで周囲を驚かせていく! 最強おじさんの楽しい爽快冒険譚、ここに開幕!