『忘れられ令嬢は気ままに暮らしたい』ははぐれうさぎによる日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当はpotg。「MFブックス」(KADOKAWA)から発売。最新刊は3巻
誘拐事件を無事乗り越え、実家のラビウス侯爵家とのすれ違いも解消されたフェリシア。彼女は父・ラビウス侯爵からの頼みで、辺境の町の屋敷をもらう代わりに、魔物の溢れで甚大な被害を受けた王国西部の復興のため、第三王子の仮の婚約者となり西部に赴くことになる。 西部に着いたはいいものの、復興の現場で、少女に期待されるものは多くなかった。フェリシアは開き直って、西部でも気ままに薬草栽培や狩りにいそしむ。 そんな中彼女は、辺境の町の屋敷の前住人が、西部に残した別の屋敷で、隠し空間と空間転移の魔道具を見つける。その魔道具を使ったフェリシアは、いくつもの台座が円形に並べられた、地下室のような部屋に転移する。そして、そのいくつもの台座の上には、それぞれに空間転移の魔道具が置いてあるのだった……。