『私だけが知らない』は綾雅による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当はきのこ姫。「ブレイブ文庫」(一二三書房)から発売。
目が覚めた私は、自分が誰なのか周りの人が誰なのか、何も覚えていなかった……。 私はアリーチェという公爵令嬢であるらしい。 そして、父と兄を名乗る二人は泣きながら私に謝る。 痩せほそった体、痣が残る肌、皆が過保護に私を気遣った。 けれど、何が起きたのかを誰も語らなかった。 優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。 私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけーー。 やがて、すべてを知った私はひとつの決断をする。 ーー失った記憶を巡る優しい嘘からはじまるミステリー!