『口もききたくないあいつと、自習室で甘い筆談』は持崎 湯葉による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当はさぼてんむし。「MF文庫J」(KADOKAWA)から発売。
私立柊ヶ丘高校の生徒会と部活連。両者は伝統的に対立関係にある。特に当代の生徒会長の男子・東口真北と、部活連総代の女子・西丸何南は、両陣営を代表する「宿敵」同志として、決して相容れない関係と思われていた。しかしある日の放課後。学校の自習室で東口は西丸と二人きりになる。宿敵と対峙する緊張の時間──と思った東口であったが、西丸がノートの切れ端に書いてきた言葉は…… 『……てか、付き合ってる人いる?』 それからふたりは昼間は学内で宿敵を演じ、放課後には誰もいない自習室で、筆談で交流する秘密の関係に。西丸が筆談でしかけてくるイタズラや、どきどきする発言によって心を揺さぶられる東口。口を開けば敵同士、紙の上では付き合う目前(?)、そんな二人の恋模様の行方は──!