『溺愛妻はヒロインでも悪役令嬢でもありません』は白野 佑奈による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は氷堂 れん。「TL単行本」(KADOKAWA)から発売。
異世界から聖女様が降臨し、王太子と婚約することになったため、公爵令嬢シルヴェーヌは王太子妃候補から外された。十年も厳しいお妃教育をされてきたけど、円満婚約解消だし、もとより政略結婚なので心は痛まない……と呑気にしていたら、ポンコツ聖女の代わりに、側妃という名の王家の奴隷として働かされる可能性が? すると従兄で近隣の大国の宰相子息である『お兄様』 ・ヴィルフリートがやってきて、シルヴェーヌを国外に逃がし、さらに結婚してくれることに!? てっきり同情からの結婚だと思っていたのに、彼は毎日「俺だけの春の女神」と呼んで愛でてくる。戸惑いながらも夫婦生活と学生生活を満喫していると、『転生者』を名乗る女生徒から、ここが乙女ゲームの世界でシルヴェーヌはその登場人物と知らされる。しかもヴィルフリートは本来ヒロインの攻略対象で!? 搾取され続けた秀才令嬢と氷の貴公子の超チート逆転ロマンス!