『大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう それは沽券にかかわる』は山本 巧次による日本の小説(ライトノベル)作品。「宝島社文庫」(宝島社)から発売。
どちらかが噓をついている!? 再開発を進めるデベロッパーの前に 土地の権利を主張する者がふたり現れ…… “沽券”をめぐり、時空探偵は江戸へ飛ぶ! 沽券とは… 「コケン?」 宇田川が怪訝な顔をするので、解説してやった。 「江戸時代の不動産売買契約書みたいなものよ。それが現代で言う権利証の役割も兼ねてるの」(略) 「体面が傷つくことを、沽券にかかわる、って言うでしょう。その語源なのよ」 (本文より) (あらすじ) 再開発のためにデベロッパーが取得しようとした土地に残る、所有権が曖昧な一角。そこに、権利者として証拠となる古文書を持つという、一人の老婦人が名乗り出てきた。さらに、土地の権利について記された沽券を所持する男まで新たに現れ……。江戸と現代で二重生活を送る時間旅行者のおゆうこと関口優佳は、デベロッパーから相談を受け、沽券の真贋を確かめるべく江戸で調査を開始する。