『泳ぎません。』は比嘉智康による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当ははましま薫夫。「MF文庫J」(KADOKAWA / メディアファクトリー)から発売。最新刊は2巻
グラウンドから野球部のランニングの掛け声が聞こえてくる。「おーっ、ぱいおっ、ぱいおっ、ぱいおっ」...なんで「おっぱい」って叫んで走るの?綾崎八重はビニールボートの上でボンヤリ考える。ここは学校のプール。ほかにはストレッチしてる茂依子と、ござを敷いて本を読んでいる榛名日唯。たった3人だけの水泳部。別に大会とか目指してないから放課後は毎日こうやってプールでのんびりしてる。「あたしって学校生活の三分の一以上、布きれ一枚で過ごしているんだなぁ...」徹頭徹尾スク水!でも泳ぎません。すこぶるつきの彼女たちのプールサイド・トーク。
その日、神卵太郎は学校の本校舎屋上で困惑していた。学校一の美少女と謳われる小田部桜子から呼び出され、交際を申し込まれていたからだ。だが卵太郎は丁重にお断りしてしまう。その夜、実は水恐怖症で泳ぐことが全くできない卵太郎は、近所の女の子の美唄と一緒に、日課となっている近所の大型プール施設に行く。もちろん、いつも通り水が怖くて泳いだりはできないのだけど。そこに現れた桜子が美唄とプールで遊びはじめ、卵太郎は振り回されることになる。さらに水泳部の顧問・野々宮先生までやってきて...?すこぶるつきの彼女たちのプールサイド・トーク、Bサイド。