『パラケルススの娘』(パラケルススのむすめ)は、五代ゆうによる日本のライトノベル。イラストは岸田メルが担当している。MF文庫J(メディアファクトリー)より2005年5月から2010年8月まで刊行された。
時は19世紀前半。魔物狩りを専門に行う跡部家の跡取り息子・跡部遼太郎は、何の力を持たない為に親族から疎まれていた。そこで、当主である祖母・多華からイギリスに行くように言われ、1人ロンドンへ旅立つが、到着後いきなりトランク盗難の被害に遭ってしまう。突然のトラブルに困っていた所、羽が生えた猿が現れる。盗まれた筈の紹介状を持っていた猿を追いかけると、その先には男装の女魔術師・クリスティーナ・モンフォーコンとそのメイド・レギーネが待っていた。そこで、遼太郎は修行という名目でクリスティーナの従者としてこき使われる破目になる。
"魔術師シモン"に最後の反撃をしたクリスティーナ。それは彼女自身の死を意味していた。遼太郎はクリスティーナを救おうとするが、なすすべもなく、次に目覚めたときには"非在境"にいた。クリスティーナはかろうじて生きていたが、同時にシモンがまだ存在していることを知り、遼太郎は傷ついた身体に鞭うって、最後の戦いへと旅立つ。「本当に世界は救うべきものなのか」-根源的な問いに対し、美弥子、和音、ジンジャー、シャルロット、アレックス、シヴィル、リース警部、霧月、サー・マクスウェル-さまざまな人々の助けと祈りを胸に、遼太郎の出した「答え」とは...!?壮大なるマジェスティックファンタジー、キャラクター総出演で贈る感動の最終巻。
▼ 言語(Language) |
Japanese | : | parakerususunomusume |
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