『K -Lost Small World-』は壁井ユカコによる日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は鈴木信吾。「講談社BOX」(講談社)から発売。
一度は、《赤の王》に仕えた二人。伏見と八田の“出会い”と“決別”の物語が幕を上げる。中学一年の八田美咲は、寡黙な同級生、伏見猿比古に惹きつけられていた。この偏食の眼鏡少年は、八田にはない聡明さを持っていたから。伏見もまた、次第に八田を必要とするようになっていった。この小柄な少年は、伏見の持たない不思議なエネルギーと優しさを持っていたから――。彼らの小さな冒険。そして、より大きな力への憧れ。だが、彼らが少年だけの世界から抜け出した時、待っていたのは、決別だった――。