『終末のアダム』は榊 一郎による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は藤城 陽。「講談社ラノベ文庫」(講談社)から発売。
高校生・御槌錬は何度も夢にあらわれる朱い眼の美少女がチンピラ風の少年達に襲われている場面に出くわし、それに関わる事で暴行を受ける。ゲーム関係者の幸司郎と、彼の協力者の現役の傭兵美女・エイプリルは偶然、その現場を目撃して事件に巻き込まれてしまう。そして、エイプリルは錬の異常な戦闘能力を目撃してしまう。それが錬をめぐる巨大なミステリーの幕開けだった。事件の翌日に、錬のクラスに転校してきた超絶イケメン・藍堂宗司と、錬の妹・楓のクラスに転校してきた、あの朱い眼の美少女・加具羅衣乃里、二人は異常な親しさで錬と楓に接近する。二人の思惑とは? 背後に見え隠れする謎の宗教団体〈四賢会〉の目的とは? 錬と楓は否応なく陰謀に巻き込まれ、次々と大事なものを失っていき、と同時に、錬の戦闘能力はますます強力に、人間離れしたものになっていくのだが!