『千億亡国 死の螺旋にあらがえ黒騎士』は高橋 祐一による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当はエナミ カツミ。「角川スニーカー文庫」(KADOKAWA)から発売。
「あなたを助けられてよかった。だって、だってわたし......」 帝国の侵略で滅亡寸前の小国クーファ。若き騎士ラシードは、王国が滅亡する度に時間が巻き戻る不思議な体験を繰り返していた。名門の出自ながら、“臆病者の”ラシードと呼ばれていた彼は、幾多の戦乱を経験する内に最強の力を得、クーファ救国の道筋を探っていた。巻き戻る度に共に戦い、彼を信頼する幼馴染の女騎士パルミラにいつしか心惹かれるが、彼女は最後に必ずラシードを庇って死んでしまう。パルミラを守るためラシードは恋心を封じようとするが!? 孤独な黒騎士と彼を救うべく剣を振るう女騎士の胸焦がすファンタジー戦記、堂々開幕!